ドメニック・スタンズベリー『白い悪魔(早川書房)』。
おしゃれで静かで不気味な小説。
恐ろしい兄と妹のお話です。
こんな設定、絶対あとあと何か恐ろしいことになるに
決まってるやーん、という出だしなので止まらなくて。
終盤ちょっと強引でしたが…
ドメニック・スタンズベリー『白い悪魔(早川書房)』。
おしゃれで静かで不気味な小説。
恐ろしい兄と妹のお話です。
こんな設定、絶対あとあと何か恐ろしいことになるに
決まってるやーん、という出だしなので止まらなくて。
終盤ちょっと強引でしたが…
本棚にあって数年ごとに読み返すような本がわずかにありますが
これもそんな本、トレヴェニアン『シブミ(早川書房)』。
なぜアメリカ人のおっちゃんが描くこの世界が
日本人の作品以上にこんなに美しく切れ味があるのか。
期待ほどではなかったのですが、
語彙が豊かでキリっとして素敵なのと
1958年生まれで2022年デビューと遅い開花に拍手!
本屋で、あ、このシリーズの最新作だ!と迷わずに
主人公ジョー・ピケットの天敵家族、底力があって
なかなかぎゃふんと言いません。
激しくおすすめする映画『侍タイムトリッパー』。
細部までいちいち笑えたりしんみりしたりするんですが
タイムトリップに関する二重三重の仕掛けにやられました!
もう宮部みゆき&三浦しをん両先生ご推薦なら読むしかない。
結果読んで良かった、おっとりしたお嫁さんが
戦争後に働きはじめた先とは?
よくできた人間がなんで監獄に、
なんでこんなに辛い目にばかり。
でも救われます、神様は見てはる!
すっかり投稿をさぼっていましたが読書もしております。
さすがのマリコ先生、世俗的なところと格調高い空気と。
エレガントでコクのある小説でした。
この方の新作を見つけたら読まなくちゃ、の
このシリーズで主役のエーレンデュルがいなくても
同僚たちが次々活躍してくれるという。
こんな設定があったのか、萩原浩『笑う森(新潮社)』。
樹海と周辺で繰り広げられるそれぞれの物語。
全て見ていたかもしれない坊や。
ドン・ウインズロウさんがこの三部作で筆を置かれるらしい、
主人公は言わばマフィアなんだけどきれいな心を持っていて
ぐいぐい読み進めたくなる3冊でした。ホントにこれで終わり?