恐ろしい女性ふたり。

ドメニック・スタンズベリー『白い悪魔(早川書房)』。

おしゃれで静かで不気味な小説。

恐ろしい兄と妹のお話です。

シャロン・ボルトン『身代りの女(新潮文庫)』

こんな設定、絶対あとあと何か恐ろしいことになるに

決まってるやーん、という出だしなので止まらなくて。

終盤ちょっと強引でしたが…

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三度め!

本棚にあって数年ごとに読み返すような本がわずかにありますが

これもそんな本、トレヴェニアン『シブミ(早川書房)』

なぜアメリカ人のおっちゃんが描くこの世界が

日本人の作品以上にこんなに美しく切れ味があるのか。

天羽恵『もゆる椿(徳間書店)』

期待ほどではなかったのですが、

語彙が豊かでキリっとして素敵なのと

1958年生まれで2022年デビューと遅い開花に拍手!

本屋で、あ、このシリーズの最新作だ!と迷わずに

C・J・ボックス『暁の報復(創元推理文庫)』。

主人公ジョー・ピケットの天敵家族、底力があって

なかなかぎゃふんと言いません。

激しくおすすめする映画『侍タイムトリッパー』

細部までいちいち笑えたりしんみりしたりするんですが

タイムトリップに関する二重三重の仕掛けにやられました!

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療養所から。

19歳で発病し3年半で逝ったひと『北條民雄集(岩波文庫)』

文章にも胸を衝かれるし伴走した川端康成さんも素晴らしい。

美智子さまも全国の慮養所をおたずねでしたね。

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立場変わっても。

嶋津輝『襷がけの二人(文藝春秋)』

もう宮部みゆき&三浦しをん両先生ご推薦なら読むしかない。

結果読んで良かった、おっとりしたお嫁さんが

戦争後に働きはじめた先とは?

マイケル・ロボサム『生か、死か(早川書房)』

よくできた人間がなんで監獄に、

なんでこんなに辛い目にばかり。

でも救われます、神様は見てはる!

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本も読んでます。

すっかり投稿をさぼっていましたが読書もしております。

林真理子『花(中公文庫)』。

さすがのマリコ先生、世俗的なところと格調高い空気と。

エレガントでコクのある小説でした。

この方の新作を見つけたら読まなくちゃ、の

アーナルデュル・インドリダソン『悪い男(東京創元文庫)』

このシリーズで主役のエーレンデュルがいなくても

同僚たちが次々活躍してくれるという。

こんな設定があったのか、萩原浩『笑う森(新潮社)』。

樹海と周辺で繰り広げられるそれぞれの物語。

全て見ていたかもしれない坊や。

ドン・ウインズロウさんがこの三部作で筆を置かれるらしい、

『業火の市』『陽炎の市』『終の市(ハーパーBOOKS)』。

主人公は言わばマフィアなんだけどきれいな心を持っていて

ぐいぐい読み進めたくなる3冊でした。ホントにこれで終わり?

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