使いに出て金を落としたママコ。

獅子文六『自由学校(ちくま文庫)』。

もともとは1950年と言いますから昭和25年に書かれた作品、

当時の明るい、ちょっと上流めの庶民の様子がよくわかります。

登場人物、『駒子』『五百助』など古くてもしゃれた名前。

家出後、帰るに帰れない夫をママコに例えたあたりなど

思わず吹き出す描写も多く

この平和な作品も楽しめました。

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