思わぬ考察。

夏目漱石『こころ(講談社文庫)』再読(のはず…)。

未亡人と娘が営む下宿屋の様子、地方出身のインテリ学生の生き方など

もう軽く日本民族史のようになっています。

そして嬉しい発見は豪華解説が江藤淳だったこと。

で、解説を読んでいるうちに、乃木将軍の35年越しの殉死に胸をつかれ

結局自らも友人の後を追った主人公の“先生”、

奥様の後を追った江藤淳がトリプルに重なってはっとしました。

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